花粉症

スギ花粉冬が明ける頃、朝のニュースで『今日は風が強く、スギ花粉が多く舞う天気になっていますので…』などとお天気キャスターの方が言っているのを見かけると、また花粉の季節がやってきたなぁと思います。身近な花粉症持ちの人を見ていると、鼻を真っ赤にし、目を充血させて、とても辛そうに見えます。そんな花粉症ですが、花粉症になる人とならない人がいます。

花粉症とは?

花粉症のお話の前に、まずは花粉についてご説明します。
花粉とは、植物の花が子孫を残すために作り出す生殖細胞のことで、アリやミツバチの身体に付着して運ばれるほか、風に乗って遠くへ飛ばされてゆきます。そして遠くにある同じ種類の花のめしべにくっつき、種子が発生するというものです。当然、この花粉は粒が眼に見えないほどに小さなものですから、花が咲いている場所であってもなくても、常に風に飛ばされながら空気中を舞っています。この花粉が人間の鼻などの粘膜になんらかの影響を及ぼすと、花粉症を発症するのです。
この花粉症は『枯草熱(こそうねつ)』とも呼ばれており、いつの時代から花粉症が出現したかは明らかにされていません。ですが紀元前の文献には『春になると鼻の調子が悪くなる』といった旨の記録があるそうです。
日本における花粉症患者の割合は、全人口のおよそ1割から2割と言われています。しかし、本人に花粉症だという自覚症状がなかったり、風邪と勘違いしたりするため、実際の花粉症患者の割合はまだまだ増えるものと思われます。

花粉が人間に及ぼす影響

花粉症を引き起こす花粉自体に、実はなんの毒もありません。しかし、ある時急に人体が『花粉は人体に悪い影響を与える』という指示を下し、花粉に対して過敏な状態を引き起こします。その結果、粘膜は炎症を起こし、花粉がまた接近するたびに攻撃を開始するため、花粉症へと発展するのです。
では、花粉症にかかりやすい人とはどのような人なのでしょうか?

既に別のアレルギーを持っている

既に何らかのアレルギーを持っている人は、さらに別のアレルギーにもかかりやすくなっています。例えば、布団やじゅうたんに棲むダニやホコリなどに過敏に反応し、くしゃみや鼻水が止まらないといった症状を持つ人は、ほとんどの人が花粉症も併発しているといわれています。日常生活をする上で、布団やじゅうたんを排除してしまうわけにはいきませんから、一刻も早く改善したいですね。

大都市に囲まれた生活をしている人

大都市に囲まれた生活をしている人は、一歩外に出ると交通量が多く、コンクリートばかりの道路に出くわすため、排気ガスなどの汚染された空気によって、まずそこから体調を崩す人も少なくありません。大都市から離れた途端に、今まで調子がよくならなかったのがすっかりよくなってしまったという話も頻繁に耳にしますし、余裕があるのなら、せせこましい喧騒の世界から離れてみるというのも手かもしれませんね。

不規則な生活を日常的に続けている人

これは現代人全員に言えることでしょう。今の時代にインスタント食品の売られていないところはないといえるほど、手軽に調理できる食べ物が広まりました。忙しい時には出来合いの料理で食事を済ませてしまったり、味の濃いお菓子ばかりを食べて三回の食事がおろそかになってしまったりという方は少なくありません。ほとんどの惣菜もスナック菓子も、味をよくし、見栄えをよくするための添加物が使われています。たった一度だけでは人体に影響はないとはいえ、日常的に摂取していては後で何らかの影響が出ることは明確ですから、まずは生活改善から始めてみましょう。

花粉症といえばスギ花粉?

私のように花粉症ではない人にとって、『花粉症』と聞くと『スギ花粉』しか浮かばない方も多いのではないでしょうか?実際に花粉症を引き起こすといわれる植物は実に種類が多く、スギのように樹木から発生する花粉症や雑草、そしてイネ科やキク科の植物も原因になっているのです。そして地域によって育つ植物も変わってきますから、その地域特有の花粉症というものも存在します。このようなことから、自分がどんな植物の花粉症にかかっているのかをしっかりと理解し、花粉症治療のために生活を工夫し、体質改善をする必要があります。

スギ花粉による花粉症が多い訳

ところで、先ほどは花粉症を引き起こす植物は何種類もあるといいましたが、原因となる植物が多いにもかかわらず、ほとんどの花粉症患者がスギ花粉による花粉症なのは何故なのでしょうか?こちらは後ほど詳しくご説明しますが、実は昭和中期に大規模に行なわれたスギの植林が原因だったのです。スギの木は大変成長が早いため、建築用として多く利用されてきましたが、結果的にこのような花粉症を引き起こす原因となってしまったのです。スギは天候と日照時間・気温などがうまく合わさると、花粉を飛ばす量が爆発的に増加します。ですから花粉症患者にとっては、テレビ番組の合間に放送される花粉飛散情報から目が離せないところでもあります。

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